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被介護犬 チョコ

 チョコは今日が誕生日、満14歳(ドッグイアーでは98歳)になる。

 床をフローリングにして以降、足への負担が大きい為か、愛犬チョコの後足はこの1ヶ月で殆んど機能しなくなった。 家の中ではオシメを付けた状態でイザって移動。 その度にオシメがずれてしまうので眼が離せない。 それでも室内は未だよい。 屋外でのウンコの始末が大変である。 胴回りのベルトと首輪を付けたまま用を足すので、当方は両手の自由が利かない状態での後始末となる。

 そこで犬用車椅子を購入する事を決意。

犬の車椅子の制作工房が私の所属するテニスクラブの近くにあったのを思い出しHPで検索すると、数ヶ月前に山梨県の北杜市に引っ越したとの事。 犬の車椅子はインターネット通販でも売られているが、やはり寸法を測ったオーダーメイドの車椅子の方が良かろうと山梨まで出かける事とした。

  工房(名称:adoworks)には、韮崎ICから国道20号を20分程行った所にある白州町の道の駅の交差点を左折し、10分くらいで到着。 非常に閑静なゆったりとした佇まいで、オーナーの忠裕之さんも気さくに飼い主の話を丁寧に聞いてくれた。 因みに、忠さんは「志村けんの動物園」やNHKのニュース番組にも登場したこの道での有名人でもある。

しっぽを振りながら、家人を追い回すチョコ
しっぽを振りながら、家人を追い回すチョコ

 早速、チョコにサンプルの車椅子を取り付けてみる。  すると、どうだろう! 

チョコはいきなりしっぽを振りながら、家人の後をついて歩き出した。 この1ヶ月間、見たことのない光景である。 余程嬉しかったのだろう。 下の世話がスムーズにできるかどうか、まだ不安材料もあったが、購入を決める。 3-4日で制作し、郵送との事である。 完成品の到着が待ち遠しい。 

帰途の富士山は殊のほか美しかった。
帰途の富士山は殊のほか美しかった。